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・カナネット(保健医療情報) <要約> 保健・医療統計データと統計学のサイト。保健・医療・福祉に関連する統計、たとえば感染症発生動向調査、栄養調査、結核・感染症統計、食中毒統計、HIV感染者、人口推計など、を各省庁や機関のサイトにリンクして閲覧できるようにしていて、解説もついている。主なところは厚生労働省のものが多い。また、国内だけでなく国外の保健・医療関係のデータや各国の統計局にもリンクをつないでいる。保健・医療統計データだけでなく、統計全体に関して理解できるように分析方法の解説ページにつないであったり、総務省統計局のホームページにつないで情報検索できるようにもしている。さらに関数電卓や統計量計算サイトやフリーソフトや医療統計用のツールや分析方法を解説したサイトもあり、このサイトの趣旨としてはデータをのせるだけでなく、それを理解しやすいように、また自らも統計データを作れるようにしているようだ。ゆえに子供向け統計情報サイトもある。 <感想> 保健・医療は統計データとして重要であり、また統計できる対象も多い。ゆえに難解になりがちだが、趣旨がまとまってないとしても受け皿として統計学に入りやすいように配慮しているこのページは有意義である。また、自分は統計学に関しての知識が薄いのでわからないがさまざまな統計や分析の方法、ツールが示されていて、専門的な方向に広い分野を扱っているようだ。 ・WIDEプロジェクト <要約> 広域にわたる大規模な分散コンピューティング環境を構築する技術の確立を目指す、オペレーティングシステム技術と通信技術を基盤として村井純氏(現・慶應義塾大学教授)らが1988年に創設した研究プロジェクトの名称であるWIDEプロジェクトのページ。WIDEプロジェクトは技術を社会に繋げ、技術と技術を繋げ、研究者と研究者を繋げることを理念としている。WIDEプロジェクトはSecurity Area、Transport Areaなど6つのエリアにわかれていて各グループが研究したことがらに関してサイトには活動報告などを載せてある。例えばIPv6に関するセキュリティ問題や運用上の問題などの改善、IRCソフトウェアの開発など。研究で利用、開発したソフトウェアも載せている。このWIDEプロジェクトは全国の大学や研究機関、企業など、100を超える団体が参加しているが、研究しているメンバーに焦点を当てているページもある。 <感想> 医療、経済、教育、法律など社会の様々な分野に貢献できるネットインフラ、技術開発つまりはいろいろな分野の基礎となる情報技術の開発は重要である。WIDEプロジェクト自体は情報技術研究ネットワークであるが、国家の機関としておいといてもいいくらいだ。またIPv6はこれからの情報社会に基盤として絶対必要になる技術であるが、そういった技術は数多くの団体を含んだこういったグループで行うべきであり、まさにWIDEプロジェクトはそれに適している。 ・テレビ学会・研究会 <概要> 筑波大学・計算物理学研究センターでは、インターネットライブ中継システムを構築し、運用している。このシステムは、センターで開催されるセミナーやシンポジウムをインターネットを介して世界中に配信すること、研究者がその場にいながら国際会議を行える仕組みを構築・運用することを目指した。システムは、講演を配信するだけのセミナー形式と、双方向の会話を行うディスカッション形式で使い分ける。このシステムにより、従来ではテキストベースや音声ベースでしかコミュニケーションを取れなかった遠隔の研究者と直接話しているかのような自然なディスカッションが可能となった。また、センターで開催されるセミナーをセンターに来なくても見ることができ、アーカイブされた録画を見ることによっていつでも必要な時に閲覧が可能となった。ただ、録画ファイルが正常に書き出されないことや、声の入力にハンドマイクを使用しているが、ハンドマイクを意識しない自然な会話で音が拾えるようにすることなど、課題もいくつかある。 <論評> 従来、直接会うこと以外に、テキストや音声でのコミュニケーションは行うことができた。ただそれだけでは、自然なコミュニケーションを行うことができない。このシステムが自然なコミュニケーションを生み出すことができたことから見れば、インターネットの双方向性を上手く利用したシステムであると言えるだろう。どこにいてもインターネットを介して自然なコミュニケーションがとれることを、誰が予測していただろうか。 ・インターネットを利用した環境情報の流通 <概要> 環境問題に関する情報をインターネットで公開することにどのような意味があるのだろうか。筆者は、1997年に放映されたNHK総合テレビ「サイエンスアイ」をきっかけとして大きく注目された環境ホルモン問題について、当時インターネット上にかなりの情報が蓄積されていたことを受けて、Webで情報を掲載し始める。そこでは多くの利用者からメールで情報交換がなされた。環境ホルモンの問題は世界中の個人・市民団体・企業・研究機関・地方公共団体など多数がサイトで取り上げており、互いに相互補完的役割を果たしている。問題発覚以前から問題発覚、そして問題の解決に至るまで、その変遷をたどる上でも、Webページにより継続的に取り上げることができる。筆者はこうした環境問題・化学関連のトピックスをWebに掲載する場合に、問題を分かりやすく、役に立つ画像や分子モデルを載せたり、関連リンクや文献情報を充実させたり、サーチエンジンの検索結果への直接リンクを設けたりするといった方針を設けている。 <論評> 情報の公開方法はさまざまである。本・新聞・テレビなどさまざまな手段がある中でもインターネットは特別な存在であると言える。今回のような環境問題については、一人ひとりが安全性を確保したいという思いから、自らが情報を入手しようとする。自らが質問を投げかければ、誰かが答えてくれる。自らが数々のリンクをたどって真の情報にたどりつく。インターネットの利点を上手く用いた方法だろう。 ・パテントマップ(野崎氏個人サイト) <概要> WEBサイト上には様々な機関から発行されているレポートや報告書、統計資料などがある。レポートや報告書は官公庁から発行される白書等のほかに、シンクタンクや銀行、証券会社、各種調査機関などからいろんな分野のものが発行されている。また官公庁から発表されている統計資料も基礎資料として非常に充実しているが、存在自体があまり知られていないようだ。ではWEB上で見ることのできる業種、統計を簡単に紹介しよう。まず業種別統計データについてだが、産業全般、水産・農林、鉄鋼、建設、食品、繊維、パルプ、化学、バイオ、医薬品、石油、ゴム、機械、金融、サービスなど挙げきれないほどの業種がある。これらからは国土、人口、農家数、建設工事、食料生産、化学繊維、薬、タイヤ、家電、化学肥料、銀行の歳入状況など多くの分野のデータが得られる。また官公庁データは、各省庁のホームページから様々な統計が得られる。 <論評> ウェブサイト上にはとても多くの統計、データ、資料等が掲載されている。それらは多すぎてどうして良いかわからないほどだ。だがこのサイトを利用すれば効率よく優良な情報を得ることができる。各省庁のリンクも貼られ見やすく使いやすい。また必要な刊行物に関する情報もあり非常に便利である。ただ数をもう少し絞れたらより利用しやすいとも感じたが、統計などの情報収集にとても役立つページである。 ・ハヤブサの集めた画像(JAXA) <概要> 「はやぶさ」の取得したサイエンスデータアーカイブの公開について紹介している。まず「はやぶさ」とは小惑星探査機のことだが、2005年9月に小惑星イトカワに到着し、約3ヶ月間観測や表面へのタッチダウンなどをした。「はやぶさ」には、可視分光撮像カメラ、レーザー高度計、近赤外分光器、蛍光X線スペクトロメータの4つの科学観測機器が搭載されており、これらの観測機器によって得られたデータは、「はやぶさ」サイエンスチームで初期解析を行い、論文として発表した。同時に、一般に公開する準備作業も進めていたが、その作業がほぼ終了したので、2007年4月24日より「はやぶさ」のサイエンスデータアーカイブを公開する。このデータアーカイブでは、「はやぶさ」が取得した全サイエンスデータが公開されてる。具体的には画像データ、惑星のスペクトルデータ、探査機からイトカワ表面への距離、探査機の姿勢や位置、イトカワの形状の数値などが取得できる。 <論評> 多くの人が関心を持っているであろう惑星のデータなどが、画像も含めて詳細に掲載されていてとても良いと感じた。説明も簡潔でわかりやすい。ただ素人には理解しきれないデータ、情報などもあり、誰もが利用できるように工夫されていたらより良かったかもしれない。しかし小惑星の画像などは、誰が見ても興味が持てるような資料であり面白いものだ。そしてインターネット上でこういった有意義なデータ、情報が閲覧できることは非常に良い。 ・学会誌の発行 <概要> このサイトは化学ソフトウェア学会年会「'98研究討論会」の詳細が載っているページである。会の主題は化学の研究・教育におけるコンピュータの利用。まずは、会の基本情報である、開催日時・会場・主催・費用・連絡先などが詳しく明記されている。次に、会の内容部分・プログラムの詳細だ。会は、最初に講演会があり、座長の方の発表とデモンストレーションの後、各人の発表、最後にまた違う人の講演会があり、懇親会を経て終了というながれであるようだ。サイトでは、講演会や各人の発表のテーマが書かれており、それぞれリンクが貼られている。リンクが貼ってある項目は、講演要旨のオンライン原稿が登録されている発表で、そこをクリックすると講演要旨が表示される。演題・発表者・連絡先・キーワード・具体的方法等の欄があるフォーム形式で、それぞれ埋められている。そして、私たちの課題で行ったレポートのように、はじめに・本文・参考文献からなるレポートが書かれている。 <論評> サイトの概要ということで、その構造やらを要約したが、内容を一見すると、まさしく主題の通り、化学研究・教育とコンピュータというのにふさわしい、難しそうなテーマがずらりと並んでいる。ネットワークを使った研究協力ということで、このサイトを見てもわかるとおり、同じ分野のテーマを通じて、たくさんの人が自分の研究を発表しあい、ひとつの会を作り上げているのだと感じた。 |
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